フルオーダー法被
フルオーダーの法被製作は、完全にオリジナルなデザインが可能で、素材やサイズも自由に選べるため、特別なイベントやチームの象徴として個性を表現するのに最適です。特に「本染め」の法被は、職人の伝統的な手法を用いて染め上げられ、高い耐久性が特徴です。数十年にわたって使えるように丁寧に作られており、長く使うほど風合いが増していくのが魅力です。
法被jpでは、お客様のご要望に合わせた特別な法被を一から丁寧にお作りいたします。
染の製法
本染め(反応捺染)

「反応染料」を用いて職人が1枚ずつ丁寧に手染めする伝統的な製法です。繊維の中まで染料が浸透し風合い抜群、着心地も柔らかで長く使用するほど味が出る本格法被です。
- 納期
- 通常、約3~5週間ですが、お急ぎの場合は極力対応いたしますのでご相談ください。
顔料プリント

「顔料」により機械で染める製法です。細かいデザインでも綺麗に染め上がります。一度に大量枚数を作成するような場合でも、短納期かつ低コストで作成できます。
- 納期
- 通常、約1~3週間ですが、お急ぎの場合は極力対応いたしますのでご相談ください。
インクジェットプリント

染料を生地へ直接吹き付けることで染め上げる製法です。写真やグラデーション、ボカシなど多色を使用するデザインが可能です。色数がどれだけ増えてもお値段は変わりません。
- 納期
- 通常、約1~3週間ですが、お急ぎの場合は極力対応いたしますのでご相談ください。
本染めの作成方法
本染め(反応捺染)で作成する場合の流れについてご紹介させていただきます。
1デザイン決定
お客様との打ち合わせにより法被の作成方法・デザイン・サイズ・生地等を決定します。

2版下作製
決定したデザイン画を元に「版下(はんした)」といわれる型紙の元データを作製し、コンピュータで実寸に拡大された型を専用の型紙に打ち出します。作製する法被の配色により型の枚数も変わります。
3型貼り
できた型紙を細かい網状のスクリーンにアイロンで接着させる「紗貼り」とよぶ型貼り作業をします。

4染料作り
法被を染めるための染料を作ります。本染めの場合は「反応染料」と呼ばれます。狙った色に少しでも近づけるためには、グラム単位での調整が必要となります。

5染色
染め台に生地を置き、作製した型で1枚ずつ「手染め」の作業を行なっていきます。主に使用しているのは「反応染料」という化学染料で、生地にしっかりと染みこませるよう、丹念に染め付けていきます。染め上がりの状態を均一に保ちながらの素早い作業は染め職人技の真骨頂です。

6洗い
染め上がった生地は「色止め」がされた後、それ以上の色が落ちないように「洗い」の作業をします。もちろん、染料以外の「汚れ」も洗い落とされます。

7乾燥
洗い終わった生地は、本来は天日(太陽の光)にて乾燥させますが、仕事の効率を考え、今では一定の温度に保たれた乾燥室やローラー機械でのプレス乾燥がほとんどです。

8縫製、仕上げ作業
出来上がった法被の生地を各パーツに裁断し、1枚ずつ丁寧にミシンがけを行なっていきます。仕上げは糸くずを取り除いたり、検品をしながら畳みの作業をします。

9完成
お客様オリジナルの法被完成です。既製のプリント品と違い、着るたびに色や風合いが落ち着いて、徐々に体になじむ「本染め」の味をお楽しみください。

費用の目安
「法被」製作をご依頼いただく際の費用の目安をご案内いたします。ご予算やご希望に応じた最適なプランをご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。